今回は簡単に外から見て分かる楽器の問題点を書きたいと思います。
1,駒が反っている。
2,駒の位置が悪い。
3,表板、横板が剥がれている。
まず1から
楽器を横から見て駒が上に反っている場合があります。
目で見て明らかに反っている場合は交換が必要です。
チューニングをすることで駒は若干指板側に傾いていきます。
アジャスターが付いている場合はアジャスターより先の部分が指板側に倒れやすくなります。
これによって調整したときよりも弦高が上がる事になります。
意外と傾いていたりしている事に気づかれない方が多いですが
表板と駒の密着度から考えても
正しく駒が立っていることがまず大事です。
次に2です。
これはどういう事かと言いますと、
移動時や気付かないうちに駒に何らかの力が加わり動いてしまうことがあります。
多いパターンとしては横からぶつかりG線側やE線側に寄ってしまうケースです。こうなると正しく弦高をセッティングしていても片寄ったことにより
バランスが悪くなります。
見方としては楽器を正面から見て
楽器のヘッドから駒テールピースにかけて弦が真っ直ぐになっているか
どうかを確認します。明らかにおかしい場合は修正が必要です。
次に3です。
これはある程度目視で判断できると思います。
またノイズが出る、音が以前と比べておかしい場合も剥がれている場合があります。
以上3点は良くあるケースですので一度ご自分の楽器を観察してみてあげてください。